睡眠時無呼吸検査

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群（SAS:Sleep Apnea Syndrome）とは、睡眠中に呼吸が止まる、または弱くなる病気です。
脳、神経、心臓の病気が原因で起こる「中枢型」、のどが閉じてしまうことで起こる「閉塞型」、両者が混合して起こる「混合型」などがあります。肥満、あごの異常、扁桃腺肥大、睡眠薬・アルコールなどが原因として考えられます。
睡眠時無呼吸症候群は、心臓や脳、血管に負担をかけ、脳卒中や狭心症、心筋梗塞などの重篤な合併症を引き起こす危険が高まります。また、糖尿病や高血圧症などさまざまな持病への悪影響も報告されています。
日本では200〜300万人の潜在患者がいると言われています。

睡眠時無呼吸検査について

当院では睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を行っております。

次のような症状はありませんか？

大きないびきをかく
日中とても眠い
起床時の頭痛やだるさ
睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
肥満や糖尿病、高血圧である

検査方法

Step1簡単な問診・アンケート

日中の眠気、生活習慣に関するアンケートに回答していただきます。

Step2自宅での簡易検査

寝る前に、腕に簡単な検査装置を装着して寝ていただきます。

Step3医師の診断

簡易検査の結果を踏まえて、医師が診断します。

検査によりわかること

無呼吸や低呼吸の重症度がわかります。
さらに詳しい検査が必要かどうかがわかります。
早期にCPAP治療の導入を必要とする場合があります。

治療方法について

適切な治療を行うと、日中の眠気や倦怠感などの症状がなくなるだけでなく、合併症を予防したり、改善することができます。軽症の方は、減量や飲酒を控えるなどの生活習慣の改善により症状が軽減したり、なくなることもあります。中〜重症の方は、鼻マスクによるCPAP※という治療方法が行われております。

※CPAP：鼻マスクから気道に空気を送り込み、気道の閉塞を防いで無呼吸を是正する治療方法です。（健康保険適用）

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