禁煙について
喫煙は「百害あって一利なし」といわれていて、生活習慣病のもっとも大きな原因です。
現在、日本のがん死亡数は、男女とも第1位が肺がんです。(2009年現在。女性は結腸+直腸と考えると大腸がんが第1位)。また、最近ではCOPD(慢性閉塞性肺疾患=たばこ病)が問題となっています。「たばこをやめたいなぁ」と思っていらっしゃる方は多いと思いますが、なかなか禁煙スタートできない(または、スタートしても失敗してしまう)方が多いと思います。よく禁煙できないのは「意思が弱いから」といわれますが、意思だけの問題ではなく、たばこは他の薬物依存症と同様でニコチン依存症に罹っているため止めづらくなっています。

禁煙の方法
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1
禁煙開始日を決める
誕生日や、元旦、本数が減る休日、毎月1日など実際に止める日を決めましょう。(もちろん、思い立った時でもOK)
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2
環境を変えよう
たばこ、灰皿、ライターを捨てる。車の灰皿はきれいに洗いアメ玉を入れておくなど、吸えない環境作りをしましょう。
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3
行動を変えよう
たばことセットとなっているアルコールやコーヒーはしばらく控える、朝の一服は歯磨きに変更、いつも買う場所には近づかない、などいつもの行動を変えてみてください。
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4
たばこの代わりを
とにかく試そう!深呼吸、水、お茶、ガム、アメ、散歩、音楽を聴く、掃除で体を動かす、などたばこの代わりになるようとにかくいろいろ試してみましょう。
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5
薬剤を使用しよう
薬局でもニコチンパッチやガムが販売されています。禁煙外来では、内服の禁煙補助剤も使用できます。
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6
禁煙外来を利用しよう
自力での禁煙はつらい場合が多いです。禁煙補助剤を使用しながら、禁煙指導を受けることをお勧めします。
禁煙外来のご案内
当院では、禁煙外来も実施しています。「禁煙したいが自信がない方」「以前、禁煙に失敗してしまった方」など、ぜひご利用ください。
- 対象
- たばこをやめたいと思っている方
- 実施日
- 毎週火曜日 14:00〜15:30(要予約)
- 内容
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- 呼気一酸化炭素濃度などの測定
- 診察
- 禁煙実行、継続に向けてのアドバイス
- 禁煙補助薬の処方
- 受診回数
- 3カ月で5回の受診
- 料金
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約20,000円(保険適応には一定の条件があります)
※当院では、保険適応となられた方や、実施日に来られない方に対して、自費での禁煙プログラムも準備しています。お気軽にご相談ください。
お問い合わせ
久美愛厚生病院 地域保健課/健診センター
受付時間 平日8:30〜17:15(祝日を除く)