インタビュー 薬剤師

呼吸器病棟担当

Gさん

入職2年目

岐阜県高山市出身

循環器病棟担当

Nさん

入職12年目

岐阜県高山市出身

久美愛厚生病院を選んだ理由を教えてください

Gさん

高校生のときに当院で行われた職業体験に参加しました。薬剤師による服薬指導を見学し、薬剤師が患者様の目線で優しく丁寧に説明をしている姿が印象的でした。将来は医療に関わる仕事がしたいと思っていたので、見学をきっかけに薬剤師を志すようになりました。生まれ育った高山で働き、地域に貢献したいという思いもあり、薬剤師になるきっかけをくれた当院で働くことを希望しました。

Nさん

地元高山で病院薬剤師をしたいと考え、当院で働いている身内に話を聞いたところ、人間関係のよい働きやすい職場だとおすすめしてもらいました。JA岐阜厚生連は岐阜県下で7つの病院を運営しており、転勤があると聞いたのでいろいろな環境で働けることにも魅力を感じました。新卒1年目は関市にある中濃厚生病院に赴任しましたが、2年目には高山に戻りたいという希望が通り、当院に配属となりました。

当院で働くことにやりがいを感じる点はどこですか?

Gさん

病棟業務で他職種と関わりながら働けることです。例えば一番患者様との距離が近い看護師さんから患者様の様子を伺うことで、薬の効果や副作用の評価につなげられることもあり、情報共有の大切さを感じます。逆に他職種の方から患者様の薬について質問や相談を受けることもあり、チーム医療に貢献していると感じられます。また、当院での業務は調剤室と病棟を両方行い、曜日ごとにローテーションします。幅広い経験を積むことができ、学びの多い職場です。

Nさん

いろいろな部署と垣根を超えて働ける点にやりがいを感じています。現在、心不全カンファレンスやNST(栄養サポートチーム)、摂食嚥下サポートチームなどに所属し、医師や看護師、コメディカルのメンバーと共に活動しています。また、DMAT(災害医療支援チーム)にも参加し、能登半島地震の際は、現地へ赴き医療支援を行いました。他職種の方と共に仕事をすることで、一人の患者様に対して、薬剤師とはまた違った視点やアプローチがあることを知り、自分が患者様と接するときにも役立っています。

反対に、苦労している点はどこですか?

Gさん

服薬指導など、患者様とのコミュニケーションの中で気持ちを汲み取る難しさを感じています。何気ない会話の中から小さな変化を見つけたり、不安な気持ちを受け止めたりできるよう努めています。丁寧なコミュニケーションを続けることで、患者様から信頼していただける薬剤師になりたいです。

Nさん

限られた人数でまわしているため、薬剤部メンバーの休みや出張が重なるときは業務量が増えて大変です。私自身も研修や組合活動などで現場に出られない日があり、みんなで手分けし、協力してもらっています。頼りになる若手が多く、安心して出張に行ける点では助かっています。

職場の雰囲気はどうですか?

Gさん

温かいあいさつの飛び交う職場です。私も入職して驚いたのですが、スタッフと患者様はもちろん、スタッフ同士も「おはようございます」「ありがとう」「お疲れ様です」など、気持よく挨拶を交わしていて、明るい職場だなと感じました。病院というと、患者様にとっては本当は行きたくない場所かもしれませんが、当院では患者様もスタッフも気持ちよく過ごせる環境があると思います。薬剤部については、経験豊富な先輩が多く、分からないことはいつも丁寧に教えてくださるので仕事がやりやすく、日々先輩から学びを得ています。

Nさん

薬剤部は若手から中堅が中心の部署で、お互いに意見を言いやすく風通しがよいです。また、上司は上司と思えないほど優しいです(笑)。以前ミスを上司に報告をした際には、怒られるのではなく、「よく気がついて報告してくれたね」と声をかけていただきました。ミスは許されませんが、その後適切に対処することが何より大事だと上司の対応から学びました。病院全体では、仕事でもプライベートでも部署を超えて交流する機会が多く、気心の知れた仲間と飲みに行ったりすることもよくあります。

今後のキャリアプランや目指す働き方があれば教えてください。

Gさん

まだまだ未熟ですが、患者様や他の医療スタッフに頼られる薬剤師になりたいです。また、今後は自分の興味ある分野を見つけて知識を深め、チーム医療にも貢献していきたいです。病院薬剤師は忙しいですがやりがいがあり、今後どんなキャリアを歩む場合にも、ここでの経験は力になるだろうと思っています。

Nさん

まだやったことのないジャンルの仕事に挑戦したいです。薬剤部には、専門性を身につけて仕事をしているメンバーが多数います。私もいくつかチーム医療に参加していますが、ICT(感染対策チーム)や緩和ケアチームなど、私とは別のチームに参加しているメンバーもいます。個別でやっている活動を薬剤部のみんなで共有し学び合う体制があるので、学び続けて、いま関わっているジャンル以外にも幅を広げていきたいです。

休日は何をして過ごしていますか? リフレッシュ方法はありますか?

Gさん

散歩が好きで、健康のためにたくさん歩くようにしています。ときには高山の古い町並みを歩いたりおいしいものを食べたりして、観光客に混ざって楽しんでいます。お気に入りのスポットは、高山の市街地を見下ろす高台にある展望公園「スカイパーク」。天気がよい日は最高の眺めです。空気がきれいで、行くと気持ちが落ち着く場所です。

Nさん

休日は子どもと出かけたり公園に行ったりして、リフレッシュしています。日本一滝の多いまちと言われる飛騨小坂で滝めぐりをしたり、下呂温泉まで足湯に浸かりに行ったり、高山周辺には行楽スポットがたくさんあって楽しいです。また、ロードバイクが趣味で、高山から飛騨古川へ向かう裏道は、お気に入りのサイクリングコースです。平日も自転車通勤で、自宅から20分ほどかけて当院まで通っています。

後輩へのメッセージをお願いします

Gさん

インターンシップや見学会などに積極的に参加して、病院の雰囲気を知ることが大事だと思います。また、病院薬剤師の場合は病院によって調剤室での業務と病棟業務の割合が違っていたり、どちらかの専任になることもあります。自分の希望する業務ができるか確認してみてください。当院では調剤業務も病棟業務のどちらも経験でき、やりがいを持って働くことができます。

Nさん

当院は、地域の中核病院ですので、スタッフや患者様とのつながりが濃くなります。コミュニケーションをとるのが好きで、アットホームな環境で働きたいという人にはよい職場だと思います。また、転勤のある職場を選ぶというのも一つの選択肢ではないでしょうか。病院が変われば仕事の進め方や職場環境ががらっと変わります。新鮮な気持ちで仕事に取り組めますし、さまざまな環境に適応し経験を積むことは、スキルアップにつながります。